- 「ムアツふとん」にシーツ(カバー)は必要?
- 専用のシーツ(カバー)は使う必要ある?
- 洗えない「ムアツふとん」は、なるべく汚したくない
- 冷感シーツとか、除湿シートとか、使ったほうが良い?
この記事では、親子孫の家族全員が「ムアツふとん」のユーザーで、ムアツ歴8年を超えて9年目に突入した私、ヨスミが次のことを紹介します。
- 専用シーツ(カバー)と、一般品の違い
- なるべく汚さないように使うための工夫
- 暑い夏におすすめされる冷感シーツの使用感
- 日干しできない「ムアツふとん」にピッタリ(?)。除湿シートを使った感想
最初に結論をまとめると、①側地は洗えるけどシーツ(カバー)は購入した方がいい。②小さなお子さんがいる家庭は防水シーツが必須。③冷感敷パッドはなくてもいい。④除湿シートは目にみえるほどの効果はない。となります。
子どもがおねしょをしたり、飲み物をこぼしたりと、イロイロあった我が家の「ムアツふとん」は8年経過。だいぶ長く使えていると思っています。
その我が家で、「ムアツふとん」と併せて使っているグッズを4つ紹介します。
中には絶対に使った方がいいものもあれば、一見よさそうに見えても、実際に使ってみると微妙なものもがありましたので、これについても率直に紹介します。
赤字とかマーカー部でハイライトしているところだけでもポイントが分かると思いますので、少しでも「ムアツふとん」を長く大切に使いたいと思われる方は、サラッとでも最後まで見てみてくださいね。
側地は洗えるけど取り付けが大変。絶対に使ったほうが良いもの①「ボックスシーツ(カバー)」
「ムアツふとん」は、中身のウレタンを側地と呼ばれる布で包んでいるだけのシンプルな構造。
これは、“のべ”や“三つ折り”などの折り方の違いはあっても、全18種類全て同じです。
そして、この側地は、ファスナーで止められているだけなので、取り外して洗濯機での丸洗いが可能です。さらに、替えの側地まで販売されています。
そうなると、「側地をシーツのように使えないの?」と思われるかもしれませんが、このような使い方は、おすすめしません。
理由は二つ。
- 取外し・取付けの手間
- 価格
側地の取付けは、意外と大変。慣れてないと10分くらいかかります。
側地の取付けといっても、特別なことはありません。
掛布団にカバーを取り付けるのと同じように、側地に「ムアツふとん」の中身であるウレタンを入れていくだけなのですが、これが大変。
ウレタン製の身近なモノと言えば台所用のスポンジですが、手触りが全然違います。
実際に「ムアツふとん」のウレタンに触ってみると、手に吸い付くような感触があって、滑りが悪いのが分かります。
この滑りの悪さと、「ムアツふとん」独特の凹凸が邪魔をして、側地に全然入っていきません。
掛布団にカバーを取り付けるのも割と面倒な作業と思いますが、スルスルと入っていくので数分で終わると思いますが、側地の取り付けは、慣れていないと10分くらいはかかります。
側地をシーツのように使うということは、定期的に洗濯をすると思いますが、この側地の取付けを定期的に行うのは、面倒すぎるので、おすすめしません。
あと、ウレタンの滑りが悪いので、側地を取り付けるときに、表面の独特な凹凸が、横に曲がったり、擦れたりします。
布団に寝るように垂直に押しつぶす力には強い「ムアツふとん」でも、横に曲がったり擦れたりする力には弱いようで、ボロッと崩れることもあります。
なので我が家では、側地の取り外しは基本的に行っていません。
側地は、1万円以上もする高級品
価格の問題もあります。単純に側地は高いです。
シングルサイズのボックスシーツは、安ければ2,000円程度で、ムアツふとん専用シーツでも5,000~6,000円程度で買えますが、側地は、13,200~18,700円もします。
洗い替え用に最低2つは必要となるうえ、消耗品です。
側地を何枚も購入するのは、おすすめできません。
シーツはなんでも良いけど、専用シーツだとピッタリ
シーツの必要性はお分かりいただけたとして、「では、何を買えばいいの?」と思われるかもしれません。
結論、なんでも大丈夫です。
我が家の場合、「ムアツふとん」を買ったときに、一緒に専用シーツを買いましたが、洗い替え用のシーツは、専用シーツではありません。
同じシングルサイズではありますが、専用シーツのようなピッタリ感がありません。
それでも、シーツとしては機能していますので、見た目にこだわらなければ、専用でない普通のシーツでも十分。
ただし、専用シーツだと、長さ、幅、高さの寸法がピッタリなので、見た目がすっきりしています。
こだわる方でしたら、専用シーツの利用をおすすめします。
日干しできないムアツのおねしょ対策に。絶対に使ったほうが良いもの②「防水シーツ」
「ムアツふとん」は、日干しが不要なので、お手入れがとっても簡単。
不要と言うか、むしろ、日干しができないと言えます。
どうしても日干しする場合は、直射日光を避けて短時間で。と昭和西川も言っていますので、そのぐらい太陽の日差しはNG.
>>日干しができないことは、こちらの記事で詳しくまとめています。
子供がおねしょをしても、ペットがおしっこをしても、水洗いもできなければ、日干しもできません。
そうなると大切なのは、汚さないための予防策。
そこでおすすめなのが、防水シーツです。
我が家にはペットはいませんが、小さな子ども2人と奥さんと私の4人で、3枚の「ムアツふとん」を並べて寝ています。
そうすると、どうしても発生してしまう事故。おねしょ。
その度に防水シーツに助けられています。
防水シーツの上のおねしょであれば、「ムアツふとん」への浸水を完全に防げます。
「ムアツふとん」の下の床も全く濡れません。
防水シーツは洗濯可能なので、おねしょを発見次第、取り外して洗濯して、後始末が完了となります。
「ムアツふとん」に直接おねしょをされてしまうと、こうはいきませんから、後始末がとてもラクになります。
ただ、使うにあたって注意点もあるので、この点についてもお伝えします。
フラットタイプは使いやすいけど、側面からの浸水が防げない。
防水シーツにもイロイロなタイプがありますが、おすすめは、防水のフラットタイプ。
防水のフラットタイプは、表面のみが防水で、布団の角をゴムで止めるタイプです。
蒸れにくく、布団への取り付けが簡単で、洗濯も楽ちんなのが、特長です。
防水シーツは大きく分けると4種類。ざっくりイメージは次のとおりです。
防水の フラット |
一番おすすめ、快適な使用感、側面からは浸水 |
防水の ボックス |
側面も浸水防止、洗濯時に水が溜まる、使いにくい |
撥水の フラット |
介護用に使われることがある |
撥水の ボックス |
病院などで使われることがある |
ところが、この“フラット”というのが、ネック。
布団の表面(上部)のみを防水してくれるので、側面からは浸水の可能性があります。
一方、“ボックス”の場合は、布団全体が覆われますので、側面からの浸水も防いでくれます。
そうなると、“ボックス”の方が良さそうに思えますが、そうでもありません。
“ボックス”は、ティッシュ箱のような形をしていて、取り付けが若干手間。
また、洗濯すると布団のカドの部分に水が溜まりがちで、干しても乾きにくい。
要するに、定期的に洗濯をするものなのに、とても面倒。と言うこと。
なので、特にこだわりがなければ、フラットの防水シーツをおすすめしますが、フラットの防水シーツは、側面は防水ではないということを、ご理解ください。
防水シーツは消耗品。2~3年程度で買い替えが必要。
注意点の2つ目です
防水シーツは、ポリウレタンや塩化ビニルのような“水を通さない素材”が使われているので、布団への浸水を防いでくれるのですが、この“水を通さない素材”は、防水ではない普通のシーツよりも耐久性がありません。
8年前に「ムアツふとん」と一緒に購入した、綿100%の普通のシーツは今でも現役ですが、防水シーツは3回くらい買い替えています。
体感で言うと、2〜3年に1回交換している感じでしょうか。
綿100%の普通のシーツであれば、多少ほつれていたり、小さな穴が空いても使えますが、防水シーツは、そうはいきません。
ほんのちょっとでも穴が空いてしまうと、そこから浸水してしまいますので交換が必須となります。
このため、普通のシーツよりもランニングコストのかかる消耗品とご理解ください。
それでも防水シーツは絶対買った方が良い。特に小さいお子さんがいるご家庭。
防水シーツのデメリットをご説明しましたが、それでも購入することを強くおすすめします。
- フラットタイプの防水シーツは、布団の側面は守れない
- ボックスタイプの防水シーツは、洗濯が面倒で使いにくい
- 耐久性がなく、2~3年位で使えなくなる
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭であればおねしょの心配があると思いますし、ペットがいるご家庭はペットのおしっこ事故、一人暮らしの大人だって酷暑の時の寝汗が。。。こういった、どんなライフスタイルの人でも起こる布団のトラブルは、後始末が面倒です。
そこで、この面倒な後始末を数千円で簡単にしてくれるのが、防水シーツです。
「ムアツふとん」を大切に、長く使うため。
ぜひ、防水シーツのご利用をご検討ください。
>>子供がオネショをしてしまった場合の対処方法は、こちらの記事で解説しています。
「ムアツふとん」は、水洗い厳禁ですし、日干しもできません。
そこで我が家では、先ず、タオルなどを押しあてて、おしっこを吸水。
次に、たたまないで、立てかけて、扇風機をあてて、風通しをよくしていました。
フラットタイプの防水シーツの取り付けは簡単で、「ムアツふとん」の角をゴムのベルトで止めるだけ。
なのですが、使っていると、このゴムが伸びてしまい、寝ていると防水シーツが「ムアツふとん」からズレてきます。
そんなときは、シーツの下に防水シーツを敷くのがおすすめ。
「そんなことしたら、おねしょされた時に、シーツまで濡れてしまうのでは?」と思われるかもしれません。
確かに、その通りなのですが、私としては、おねしょをされてしまったら防水シーツを洗濯しますから、そこにシーツが一枚増えたところで・・・と思いますし、それよりも、伸びきったゴムのせいで、きちんと「ムアツふとん」に乗っていないほうが良くないように思います。
メンテナンスの面倒くささから、おすすめできないボックスタイプですが、おねしょを心配されている場合は、フラットタイプとボックスタイプの併用をご検討されてはいかがでしょうか。
我が家の経験上、布団の端っこまで寝返りをうって、おねしょをされてしまうのは、トイレトレーニング前後の月齢。3~4歳位だったように思います。
そこで、この間だけボックスタイプを使うプランです。
フラットタイプしか使わなかった我が家の「ムアツふとん」は、何度もおしっこ被害に見舞われていますので、短期間だけでもボックスタイプを使えばよかったように思います。
暑い夏でもひんやり感がする。ムリに買わなくてもいいもの①「冷感敷きパッド」
「ムアツふとん」の特徴に、こういったものがあります。
- 点で支えるので体との接点が少なく、蒸れにくい
- 独特の凹凸や、素材により通気性が良い
そうすると、こういった疑問がわきませんか?
「夏でも涼しいのか?」
結論、暑いものは暑いです。「ムアツふとん」を使ったからといって、涼しく感じることはありません。
体との接点が少なくて蒸れにくいとか、通気性の良い素材を使っている。といっても、「ムアツふとん」から風が吹き込んでくるわけでもありませんので、室内の気温が高ければ、普通に暑いです。
そうなると、夏場の寝具コーナーに行くと目を引くのが、「冷感敷きパッド」。
我が家にも1枚あります。
名称のイメージから、暑さの厳しい熱帯夜でも冷触感の敷きパッドでひんやり快適。と思っていたら、全くそんなことありませんでした。
横になっても冷たくない。
よくよく調べてみると、冷感敷きパッドは、触れているところの熱を奪うものなので、室温が高ければ、その熱を奪ってしまい、冷感敷きパッドの温度が上昇。触っても冷たく感じられないとのこと。
冷たく感じるようにするには、エアコンで室温を下げる必要があるようです。
以上は、冷感敷きパッドの一般的な話なのですが、「ムアツふとん」で使う場合は、もう一つ、イマイチに感じたことがありましたので、ご説明します。
それは、冷感敷きパッドの厚み。
何センチもするような厚みではありませんが、触ってみると若干ふかふかで、横になると少し沈み込む感じがします。
「ムアツふとん」の最大の特徴は、表面の独特な凹凸。
この凹凸によって、体を点で支えてくれたり、体圧分散が良かったり、通気性が良くなったり、、、など効果が期待できるのですが、冷感敷きパッドの厚みによって、この効果が感じにくいように思います(※私の個人的な感想)。
少なくとも、横になった時に感じる「ムアツふとん」の凹凸感は、減ります。
以上の2点から、私個人的には買う必要はないかな。と思うもの「冷感敷きパッド」でした。
「ムアツふとん」は3枚もあるのに、「冷感敷きパッド」が1枚しかないのは、こうしたことが理由です。。。
常にサラッと快適でカビ・ダニ防止に。ムリに買わなくていいもの②「除湿シート」
- ウレタン製の「ムアツふとん」は、フローリングで使うと結露すると聞いたことがある。
- 除湿シートの購入をすすめられたけど、必要?
- 除湿シートを実際に使った感想は?
「ムアツふとん」を長く大切に使いたいということで、5年位前に購入した「除湿シート」。
「ムアツふとん」と一緒に毎日使っていますが、結論、ムリに買う必要はないと感じています。
寝汗や、布団と床との温度差による結露など、敷布団には湿気が溜まりやすく、放置すると、カビが生えたり、ダニが繁殖したりと、衛生面で問題があります。
特に「ムアツふとん」は、ウレタンフォームを使った敷布団。
フローリングの上で使う場合は、フローリングと「ムアツふとん」との温度差により結露しやすい、とされています。
っということで、一緒に購入をおすすめされるのが「除湿シート」。
「ムアツふとん」の下に敷いて寝れば、勝手に吸湿してくれて、ダニやカビの繁殖を抑制してくれるというものです。
翌朝干して繰り返し使えるし、洗濯も可能。と言う便利グッズ。
実際に使っていても、「ムアツふとん」の下に敷くだけで湿気対策をしてくれますし、毎日外へ干す必要もありませんし、汚れたら洗濯も可能だし、使い勝手は良いです。
ところが、「除湿シートを敷いてから布団がジメジメしなくなった」といったような、具体的に感じられる効果がありませんでした(除湿シートの大きさのせい?)。
我が家の「ムアツふとん」は3枚。対して、除湿シートは1枚だけ。
除湿シートを使っていない布団だって8年以上もカビることなく、ダニに悩むことなく使えていますし、布団のジメジメ感もかんじませんので、除湿シートを使っている「ムアツふとん」と、使っていない「ムアツふとん」の違いが分かりません。
「ムアツふとん」は、通気性が良いとされていますし、昭和西川だって毎日のメンテナンスは陰干しで十分。と言っていますので、ムリに購入する必要はないと思います。
因みに、除湿シートにはセンサーがついていて、乾燥しているときは青色。湿気を貯めこむと赤色に変化します。
寝る前に青色だった除湿シートのセンサーが、翌朝に赤色に変わっている。といった具合です。
布団内の湿度は、室内の温度・湿度とか、寝汗具合とかによって違うようで、一晩たっても青いままのときもあれば、2〜3時間昼寝しただけで赤に変わってしまう時もありますので、毎日の布団の湿気具合を観察したい方は、購入しても良いかもしれません。
>>「ムアツふとん」のお手入れ・メンテナンス方法は、こちらの記事で解説しています。
まとめ
「ムアツふとん」を3枚持っていて、8年以上も使っている私が、「ムアツふとん」を長く大切に、快適に使うために購入したグッズ4点を紹介しました。
絶対に使った方が良いと感じたものもあれば、ムリに買う必要のないものもあります。
- 大切なムアツを汚れからガード。「シーツ」
- おねしょされても、寝汗がひどくても大丈夫。「防水シーツ」
- 暑い夏でも涼しく快適に。「冷感敷きパッド」
- カビ・ダニ予防にこれ一枚。「除湿シート」
せっかく購入した高級敷布団ですから、長く大切に使いたいですよね。
そのためには、毎日のメンテナンスが大事。
寝具売り場の店員さんから、敷布団を長年敷きっぱなしにしてしまってカビが生えた。とか、ペットがおしっこをした。とかっていった話を聞いたことがあります。
毎日の「折りたたみ→立てかけ」も大切ですが、汚してしまっては元も子もありません。
シーツにしても、防水シーツにしても、数千円程度。
安くはないと思いますが、この程度のお金で大切な「ムアツふとん」を守ってくれるのですから、ぜひ、ご利用をご検討ください。
以上、この記事を参考に、皆様の「ムアツふとん」が長く大切に使えたら幸いです。