8年間、「ムアツふとん」を使ってきた人が、寝心地の感想を3つに絞ってお伝えします。
まず最初に結論を一言で。「8年間、全く不満に思うところがない快適な寝心地」です。
安い敷布団であれば3,000円から、ベッドだって安いものであればベッドフレームとマットレスセットで30,000円から買えるのに、「ムアツふとん」は安くても40,000円から。
そんな高級布団を使って「それだけ?」と、思われますか?
元々、敷布団と掛け布団セットで1万円もしなかった安い布団で寝てきた私が、子供ができたことをきっかけに、8年前に購入したのが「ムアツふとん」。
折りが“のべタイプ”。厚さ8cmのもの。
当時は、38,000円程度だったと思います。
使い始めてから2022年で8年経過。寝心地に関して、これまで全く不満がありません。反対に、「ココが感動的!!」といったような尖った良いところもありません。
これまで、「朝起きた時に体が痛い」とか、「蒸し暑くて寝苦しい」とか、ダニ・カビとかで酷い目にあったとか、そういった不満が全くないので、買い換えを検討することなく8年経過の9年目。。。
- 「ムアツふとん」を試したいけど、近くに店舗がない。
- 急に寝具が必要となったので、じっくりと選んでいる暇がない。
- 実際に使っている人の感想を聞きたい。
こういった方でも最後まで読んでもらえれば、ムアツふとんの寝心地が分かりますよ。
「ムアツふとん」全体で、全身を支えられてる感じ
敷布団やマットレスのセールストークで、頻繁に登場するキーワードが”体圧分散”。「ムアツふとん」にも、同じようなキャッチフレーズがあります。
体圧分散の根拠として、各メーカーでは体圧分布測定器による測定結果の画像を掲載していて、これを見れば、確かに体圧が分散されているように見えます。
科学的に実証されているのかもしれませんが、私の個人的な感想を言うと、「体圧が分散されてる!」なんて感じたことはないです。
というか、そもそも「体圧ってなに?」って感じ。「床から突き上げられる感じ」とも言われますが、正直、よくわかりません。
ただ、実際に寝てみると、身体の全身が「ムアツふとん」のタマゴ型の凹凸に触れているのは感じます。
「全身が」ってところがポイント。
硬い床で横になると、身体の凸の部分、例えば背中やお尻は床につくけど、身体の凹の部分、例えば腰は床につかないで、浮いている思います。
ところが「ムアツふとん」の場合、身体の凹凸にあわせて「ムアツふとん」の凹凸が沈むので、首や腰など、身体の凹の部分も「ムアツふとん」に触れることになります。
実際の「ムアツふとん」で試すとよくわかります。
ボールを頭に見立てて硬い床にボールを置いてみると、ボールの下部しか床に接していません。
ところが「ムアツふとん」の場合、ボールのラインに沿って「ムアツふとん」の凹凸が沈むので、ボールの下部だけでなくって、側面も凹凸に触れているのが分かります。
身体もこれと同じ。
後頭部やお尻のラインに沿って「ムアツふとん」の凹凸が沈むので、腰などの体の凹んでるところも、「ムアツふとん」の凹凸に触れている。支えられるような感じがします。
あと、「ムアツふとん」の凹凸のおかげか分かりませんが、寝た時のシーツのツッパリ感もないです。
お風呂上りで、何もスキンケアをしないで放置すると、お肌がピーンと張ってるように感じることありませんか?あの感じのことです。
私、個人的な好みですが、旅先の旅館とかホテルで、シワ一つなく綺麗にシーツが張られているところに寝転ぶと、“張りのある一枚の布の上”に寝ているような感覚を覚えます。これが苦手。
「ムアツふとん」の場合は、ムアツの凹凸が、体のラインに沿って潰れてくれるので、“張りのある一枚の布の上”に寝ているような感覚がありません。
身体のラインに沿って沈むけど、蒸し暑くない
- 低反発系の枕やクッション、フカフカの椅子が苦手。
- 身体にまとわり付いてくる感じがして、蒸し暑い。
私の個人的な好みとして、蒸し暑いのが苦手。
例えば、低反発系の枕で寝ると、頭全体に枕がまとわり付いてくる感じがして蒸し暑いので、理想は、無重力状態のように、どこにも触れないで横になることです。
現実は、そんなこと不可能。
ですが、布団の表面が凹凸になっている「ムアツふとん」は、これに近い。蒸し暑くないのです。
おそらく、身体のラインに沿って「ムアツふとん」の凹凸が沈みますが、沈むのは凸の部分だけで、凸の下まで沈み込まないので、布団と身体が接触する面積が最小に。
このため、蒸し暑く感じにくいのだと思います。
ムアツふとんはウレタン製。
詳しい人の場合、「ウレタンって家の断熱材に使われる素材でしょ?暑くないの?」と思うかもしれませんが、個人的な感想として、ウレタンっぽい蒸し暑さは、全く感じません。
「ムアツふとん」の中身のうれたんに直接寝ると、肌触り的に蒸し暑いような感じがありますが、寝る際には、中身のウレタンを側地で覆い、その上にシーツをかぶせます。
直接ウレタンに触れることはありませんし、「ムアツふとん」の凹凸の凹の隙間のおかげで通気性が良いせいか、蒸し暑さは感じません。
ただし、夏場とか、気温や湿度が高い日は別。さすがの「ムアツふとん」でも、暑いものは暑いです。
こんな時、我が家では、触るとひんやり触感の冷感シーツを使っています。
とは言え、限界はあります。熱帯夜の前には無力・・・この場合は、素直にエアコンを使っております。。。
敷布団1枚だけなのに、底付き感がない
- 敷布団の上に寝てるのに、地面の硬さを感じる。
- 地面が硬いので、寝ると体が痛い。
昔、一人暮らしをしていた時。敷布団と掛け布団のセットで10,000円くらいの安い寝具で寝ていましたが、この時、いつも感じていたことが“床の硬さ”です。
“底付き感”とは、布団やマットレス越しに床の硬さを感じること。
旅行先のホテルのベッドでは、分厚いマットレスの上で寝ていて、布団の下の硬さなんて感じたことがなかったので、「安いし、ベッドのマットレスに比べれば薄いし、床の硬さを感じるのは当然か。」などと思っていました。
その後、購入した「ムアツふとん」の厚さは、8cm。
ベッド用のマットレスだと、厚いもので30cmもありますから、「こんなに薄くて大丈夫??」と思ったのを、記憶しています。
しかも、「ムアツふとん」を部屋に敷いて、横になろうと布団の上を歩くと、足の裏に底つき感を感じる。。。
でも、実際に寝てみると、床の硬さは全く感じません。足で踏むと、体重が足に集中してしまうので、底つき感があっただけのようです。
「ムアツふとん」は寿命が7〜8年もあって高耐久。
しかも、消費者庁の定義によると“かため”に分類されるマットレスです。
横になって寝れば、体重を「ムアツふとん」全体で支えますので、潰れるのは「ムアツふとん」独特の凸凹のみ。
凸凹の下まで沈み込みませんので、ベッドのマットレスに比べて薄いのに、底つき感を感じることはありません。
因みに、「ムアツふとん」はバリエーションが豊富。
2022年11月現在で全18種類あります。
底付き感の感じ方は人それぞれですが、色々な反発性能や硬さのモノがありますので、体形や体重に応じて選べます。
まとめ:老若男女、誰にでもおすすめできる寝心地
「ムアツふとん」で寝るようになってから8年経過の9年目。
全身が支えられてる感じ、蒸し暑くないサラッとした寝心地、底付き感のないフカフカな感じ。いずれも「ムアツふとん」に寝てみれば感じることができますが、毎晩毎晩、感動を味わいながら眠りにつける。。。わけではありません。
言われてみれば、確かに感じる。ってレベルのものです。
ただ、思うのは、どんな事でも、どんな製品でも、「すご!」って思うような感動的な体験って、繰り返すうちに薄れませんか?
反対に、少しでも不満に思うことって、蓄積されませんか?
8年間×365日=2,920日間。旅行とかで家を空けている日は除いても、3,000回以上も使っているのに、不満に思うところがないのが「ムアツふとん」。
バリエーションも豊富で、私はベーシックタイプの8cmを使っていますが、2022年11月現在で全18種類。
通気性や衛生性能も、価格や好みによって選べます。
老若男女、ライフスタイルや好みが違いますので、一つの製品で誰にとっても100点満点な寝心地というのは、不可能と思いますが、「ムアツふとん」には全18種類ものバリエーションがありますので、誰にとっても及第点は取れる寝心地です。
「睡眠の質が改善」とか、「朝までぐっすり」とか、「心地いい眠り」とか、色々なキャッチフレーズで語られる敷布団・マットレス。
「8年以上寝ていても、不満に思うところがない布団」というは、地味ですが、素晴らしい寝心地をしているからこその感想と思います。