- ムアツふとんの耐用年数とか、買い替えのタイミングは?
- ムアツふとんを処分したいけど、どうやって処分する?費用は?
寝るのに欠かせない敷布団。
毎日使うものですから、いくら耐久性に優れている「ムアツふとん」だとしても、長年使っていれば、劣化していきます。また、ライフスタイル変化により買い替えや処分を検討する場合もあると思います。
そこで、今回は、「ムアツふとん」の耐用年数や処分方法についてご紹介したいと思います。
- 「ムアツふとん」の買い替えの目安は7~8年
- 5つの処分方法と注意点や、メリット・デメリット
今のところ、我が家我が家の「ムアツふとん」は健在なので処分した経験はありませんが、8年以上も使っているので、そろそろ買い替えを検討しもいい時期。
今は一緒の布団で寝ている子どもも、一人部屋を欲しがりそうな気配があり、ライフスタイルも変化しそうです。
こういったこともあり、「ムアツふとん」の処分方法を一生懸命調べましたので、結果を共有したいと思います。
一番シンプルな“粗大ごみ”もデメリットがありますし、調べてみるとイロイロな処分方法があって、それぞれに一長一短あります。
いざ処分するときに悩まないよう、処分や買い替えを買い替えを検討している方のご参考にご覧ください。
処分や買い替えを検討する理由
我が家の「ムアツふとん」の場合、昭和西川が目安としている耐用年数を超えていますので、近いうちにヘタリが気になって買い替えを検討することになると思います。
では、皆さんは、どういった時に「ムアツふとん」の処分や買い替えを検討するのでしょうか。
その理由が気になったので調べてみたところ、概ね以下の3つの理由が多いようです。
ムアツふとんの耐用年数や寿命
昭和西川は、「ムアツふとん」の耐用年数の目安を7~8年としています。
「ムアツふとん」は、高密度ウレタンフォームで作られた敷布団で、他のウレタンフォーム製マットレスと比べると、耐用年数は長いです。
それでも、長年使用していると、ヘタってしまいます。
“ヘタリ”とは、ざっくり言うと、潰れたままで元に戻らないこと。
例えば、ヘタってしまうと、腰の部分だけ沈み込んだままだったりします。
ヘタリの原因は、劣化により気泡が潰れること。
ウレタンフォームの正式名称は“軟質ポリウレタンフォーム”と言って、いろいろな材料に、発泡剤を混ぜて、膨らませて作られます。
膨らんだ際にできる気泡により、ふっくらとした感触を得られるのですが、気泡が大きいと、密度が下がり、耐久性も低くなります。イメージ的には、台所用のスポンジです。
反対に、「ムアツふとん」のように密度が高いウレタンフォームの場合は、気泡が小さいので耐久性があります。
ところが、長年使っているとウレタンフォームが劣化してしまい、気泡が潰れたままとなってしまいます。これが、“ヘタリ”です。
こうなると、元には戻りません。
綿布団の場合は、打ち直しにより新品のようにふっくらと元に戻りますが、ウレタンフォームは、それができません。
ヘタリは寝心地に直結する問題なので、買い替えを検討することとなります。
汚れが目立った場合や、ダニ・カビの繁殖
シーツや防水シーツを使って、こまめに洗濯・交換したり、「たたんで⇒立てる」や風通しの良いところで保管していれば、基本的に汚れないと思います。
ところが、
など・・・やむを得ず、汚れてしまうことがあります。
ほかにも、長年「ムアツふとん」を敷きっぱなしにしていると、「ムアツふとん」と床との温度差で発生した結露により、カビが発生することもあります。
側地についたカビであれば洗濯可能ですが、中身のウレタンにまでカビが発生してしまうと、洗濯は困難。家庭では、短時間の日光消毒しかできません。
専門店であれば「ムアツふとん」もクリーニング可能ですが、お金もかかりますし、長年使っている場合は、買い替えも選択肢の一つとなります。
引っ越しなどのライフスタイルの変化による寝具の買い替え
ベッドのような大きな家具は、引っ越しの邪魔になりがちですが、ムアツふとんは、たためば自立しますので、持ち運びがしやすく、引っ越しの際にも便利です。
しかし、無理に同じものを使う必要はありません。
といったように、生活環境やライフスタイルが変化することもあります。
快適に眠るためには、こうした変化に合わせて寝具を選ぶことが大切です。
「ムアツふとん」を処分する方法
「ムアツふとん」を処分する方法はいろいろあります。人によって適切な方法が異なりますので、参考にしてください。
最初に概要をまとめると、次のとおりです。
買い替え時に引き取ってもらう(下取り) | |
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メリット |
デメリット |
可燃ごみとして処分 | |
メリット |
デメリット |
粗大ごみとして処分 | |
メリット |
デメリット |
ネットオークションやフリマアプリへの出品、 | |
メリット |
デメリット |
リサイクルショップへの持ち込みや、リサイクル業者の引き取り | |
メリット |
デメリット |
不用品回収 | |
メリット |
デメリット |
ムアツふとんを再利用する方法 | |
メリット |
デメリット |
買い替え時に引き取ってもらう(下取り)
新しく「ムアツふとん」を購入した際に、古い布団を下取りしてくれるお店があることをご存知ですか?
昭和西川の公式ショッピングサイト「西川ストアONLINE」の場合、55,000円以上の商品を購入すると、古い布団を無料で引き取ってくれます。他社の布団でも、「ムアツふとん」でなくても、引き取ってくれます。
手続きは簡単。
「西川ストアONLINE」で購入する際に、その他ご要望の欄に「不要布団引き取り希望」と記入するだけ。
そうすると、布団引き取りキットが送付されますので、このキットを使って梱包して、佐川急便に集荷依頼をすると、自宅まで引き取りに来てくれます。
ちなみに、同様のサービスは、「西川ストアONLINE」以外にもあります。
ところが、引き取りサービスがなかったり、引き取りサービスを利用するための条件が違っていたりするので、事前に購入店舗への確認が必要です。
便利な下取りサービスですが、デメリットもあります。
一番安価な「ムアツふとん」は44,000円。これだけだと下取りサービスを利用できません。
若干の手間だけで無料で処分できる便利な下取りサービスですが、注意点もありますので、きちんと把握しておく必要があります。
お家の可燃ごみとして捨てる
下取りサービスを利用できなかった方の中には、どのように処分すればよいか、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
「ムアツふとん」は、ウレタン製。
要は、台所のスポンジと同じなので、家庭でも細かく切り分けられます。特にヘタリのある「ムアツふとん」は、手でも千切れます。
細かく切り分ければ、家庭ごみとして捨てることが可能。
実際に家庭ごみとして処分された方のお話を聞いてみると、厚みやサイズにもよりますが、45リットルサイズのゴミ袋が4~7枚程度になるようです。
東京23区の場合、1辺が約30cm以上のものは粗大ごみ。
切り分ける際には、おおむね30cm未満となるようにしましょう。
因みに、台所用のスポンジと一緒なので、分別は燃えるゴミ。
手軽に処分のできる方法ですが、デメリットもあります。
また、注意点としては、ごみの捨て方は、お住いの市区町村によって違いますので、ごみの捨て方、捨てられる日を事前に確認しておきましょう。
間違えてしまうと、収集してくれなかったり、費用がかかってしまいます。
粗大ごみとして捨てる
マットレスを処分する際に最もベーシックな方法。
ひとによっては、これが一番おすすめの処分方法になります。
- どんな状態のものでも、そのまま一度に処分できる
- 自分で指定した日に処分できる
- 市区町村によっては無料で処分できる
- 基本的にお金がかかる(数百円または千円程度)
- 自分で指定した日まで自宅保管が必要
- 申し込みなどの手続きが面倒
粗大ごみとして処分する際の最大のメリットは、どんな状態のものでも一度に処分できることと、お住いの市区町村によっては無料で処分でできること。
例えば、東京都の各市区では、「ムアツふとん」は、“スプリングのないマットレス”に分類されますので、200~1,200円の手数料により処分ができます。
ところが、葛飾区、江戸川区、足立区、北区、板橋区、大田区などでは、粗大ごみを処分場まで持ち込むことで、手数料が無料または減額となります。
手数料や予約方法は、お住いの市区町村によって違います。
事前に役所へ確認しましょう。
反対に、デメリットは手続きが面倒であること。
ザックリとした手順は次のとおりです。
- STEP1申し込み電話やインターネット等で申し込みます。
インターネット等の場合は、メールアドレスの登録やアプリのインストールが必要となる場合があります。 - STEP2手数料の支払いコンビニ等で手数料を支払い、シールを受け取ります。
シールとは、東京都の場合は“粗大ごみ処理券”、横浜市の場合は“領収書・収集シール”と言われているものです。 - STEP3捨てる粗大ごみにシールを貼って申込時に指定した日・指定された場所に搬出する。
処分場への持ち込みを選択した場合は、持っていく。
申し込みが必要だったり、わざわざコンビニへ行って手数料を支払ったり、混んでいたら処分日が遅れてしまうなど、なかなか面倒な粗大ごみですが、反対にどんな状態でも、一度に、安く、処分できるという大きなメリットもあります。
手軽に捨てられる家庭ごみとや下取りと、状況によって使い分けるのが良いと思います。
メルカリなどのフリマサイトで販売する
ムアツふとんを処分する際、売るという手段があることをご存知でしょうか?
実は、数年の使用歴がある布団でも、意外と売れます。
メルカリ、ヤフオク、ラクマ、paypayフリマ、ジモティーなど、沢山のフリマサイトがありますが、「ムアツふとん」に限って言えばメルカリが一番おすすめです。
それぞれのフリマサイトを見てみましたが、「ムアツふとん」の取引事例が一番多かったのがメルカリでした。
そもそもメルカリは、利用者が多いので取引が活発ですし、匿名で取引できるので安全・安心です。
特に、売買で一番面倒な梱包・発送をやってくれる「梱包・発送たのメル便」が、とにかく秀逸。
一番面倒な梱包作業を、どんなに大きな家具でも、電化製品でも、やってくれます。
当然、「ムアツふとん」も。
メルカリの「ムアツふとん」の取引を見てみると、使用歴の浅いものは数万円で、10年くらい使ったものでも数千円で取引されています。
>>メルカリ 「ムアツ」の検索結果
送料は、サイズや厚みによっても異なりますが、一番ベーシックな8cmのシングルサイズの3辺の合計は190cm程度ですので、“梱包・発送たのメル便”だと、5,000円です。
十分、送料以上の値段で売れちゃいます。
とても簡単に、意外と売買できるフリマサイトの利用ですが、デメリットもあります。
ただ、実際にメルカリの売買履歴をみて見ると、数年の使用歴があっても、状態がキレイであれば、値段次第で売れないことはなさそうです。
例えば、1~2カ月くらい売りに出してみて、売れなかったら粗大ごみや家庭ごみとして捨てるのは、いかがでしょうか。
この他にも処分方法はあるが、おすすめはできない
他にも、リサイクルショップへ持ち込む、不用品回収業者に引き取ってもらう、寄付するなどの方法があります。
ところが、手間がかかる上にトラブルの可能性があるので、おすすめできません。
例えば、リサイクルショップでは、「ムアツふとん」の状態によっては引き取ってもらえないこともありますし、不用品回収業者にしても、高額な費用を請求するケースもあるといいます。
(独)国民生活センターによると、不用品回収サービスの利用によるトラブルの相談件数が増加傾向にあるようです。
作業の後で、高額な費用を請求するような事例があるとのこと。ご注意を。
>>国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!-」
このため、処分方法は、これまでお話ししてきた4通りとお考え下さい。
まとめ
「ムアツふとん」の処分理由や処分方法を4つご紹介しました。
一つ目は、新しい布団を購入する際に古い布団を下取りしてもらう方法。
新しい布団購入時しか利用できなかったり、購入店舗や金額によっては対象外になったりする場合がありあすので、お気を付けください。
二つ目は、家庭で細かく切り分けて可燃ごみとして捨てる方法。
若干の手間はありますが、とてもお手軽に処分できます。
三つ目は、粗大ごみとして捨てる方法。
どんな状態の「ムアツふとん」でも、一度に片付くのが最大のメリット。メールアドレスの登録や、申込の手間が難点。
四つ目は、フリマサイトでの販売。
使い古したものでも意外と売れるのが「ムアツふとん」。
いろいろな処分方法がありますので、ご自身にあった方法で処分してください。
以上、皆様が「ムアツふとん」の処分に悩まないようになれば幸いです。
Q&A
Q1: 「ムアツふとんの寿命」は、何年程度でしょうか。
使用状況やメンテナンス状況によっても異なりますが、 昭和西川は7~8年としています。ただ、長く使うには、日々のメンテナンスが重要です。
日々のメンテナンスについては、こちらの記事でご紹介しています。
Q2: ムアツふとんを粗大ごみに出す場合の品目は?
市区町村によっても違いますが、「マットレス(スプリングなし)」とか、「布団(マットレス)」と、表現されることが多いようです。
お住いの市区町村への確認が必要ですが、「ムアツふとん」は、敷布団ですし、スプリングやコイルもありませんし、ベッドマットレスの様な厚みもありませんし、三つ折りにできますので、ベッドのマットレスとは異なるはずです。
ベッドマットレスは、厚さ20cm以上もあるスプリング入りだったりしますので、処分費用も数千円と高くなってしまいます。