こんにちわ。毎晩、昭和西川(株)の「ムアツふとん」で就寝しているヨスミといいます。
このブログでは、コスパ最高の寝具、「ムアツふとん」の魅力、使い方、使い続けた結果や疑問について、丁寧に解説します。
元々私は、何処でも・いつでも・すぐに寝付けていて、そのためか寝具へのこだわりが全くありませんでした。
そんな私が、妻からお勧めされた「ムアツふとん」。
買ってみたら快適で、買い替えようと思うことなく気づけば8年経過の9年目。子供が生まれて追加購入もしているので、我が家には3枚あります。
親・友人にも強くお勧めしたい寝具です。
「ムアツふとん」のヘビーユーザーである我が家では、ベビーベッドも昭和西川(株)。
「ムアツふとん」と称されていませんが、マットレスパッドが独特の凸凹でしたので、2022年で8歳になる上の子と、5歳の下の子は、生まれたときからの「ムアツふとん」ユーザーです。
私の両親も「ムアツふとん」のユーザーですよー
- 「ムアツふとん」の特長と8年以上使った感想
- ムアツ歴8年の私がおすすめの「ムアツふとん」
- 長く使うためのメンテナンス方法と「ムアツふとん」の寿命
- 「ムアツふとん」の種類と違い
こんなことを解説しますが、「ムアツふとん」なんて知ってるよ!!とか、時間のない人に向けて、最初に8年使った感想。
- 全身を支えてくれる感がある。なのに、沈み込みもなくサラッと快適。
- メンテナンスが楽ちん。部屋の掃除もしやすい。
- 部屋を広く使える。
- 子供たちに手荒に使われても、8年以上も使えて耐久性が抜群。
ということで、「ムアツふとん」は、こういった人におススメです。
- 子供のいるご家庭
- 布団への沈み込みによる蒸し暑さが苦手な人
- 布団の上げ下げとか、ベッドの掃除など、寝具の日々のメンテナンスに困っている人
- 部屋を広く使いたい人。
少しでも興味が湧いた方は、以下、順番にお読みいただくか、目次から読みたいところだけでもご確認くださいね。
私が購入を決めた「ムアツふとん」の特長4選
タマゴ型凹凸により体重を分散。寝姿勢が理想的な形に。
「ムアツふとん」の最大の特長は、独特の凹凸。縦からの圧力に強いタマゴの形をヒントに開発されました。
このタマゴ型の凹凸と、程よい硬さの高反発マットレスのおかげで自然な寝姿勢がキープされます。
理想的な寝姿勢は、背筋を伸ばしてまっすぐ立っている状態で、そのまま横になること。つまり、正常立位姿勢で横になること。
ところが、身体は頭・胴体・足など、部位によって重さが異なりますので、柔らかい布団で寝ると、一番重たい胴体のお尻を中心に体全体が布団に沈み込みます。
そうすると、敷布団全体で身体を包み込んでくれるような感覚はあるものの、沈み込んだ中心の腰に体重が集まり、負担がかかります。
反対に硬すぎる布団で寝ると、お尻の凹凸により腰が持ち上がります。これもまた腰に負担のかかる姿勢です。
「ムアツふとん」は、無数に敷き詰められたタマゴ型の凹凸が布団にかかる圧力を分散。
加えて、適度な硬さの高反発マットレスにより、重たいお尻を中心とした身体の沈み込みや、腰の持ち上がりがありません。
理想的な寝姿勢で横になることができます。
通気性の良いウレタンで衛生的&メンテナンスが楽ちん
ムアツふとんは、ウレタン製。
身近なものだと、お皿を洗うスポンジがウレタンです。
このウレタン。一般的な性質として、高密度のものほど反発力が高くなって沈み込みにくく、高耐久になりますが、通気性が悪くなります。
通気性を良くするには低密度にすればよいのですが、耐久が低くなります。
ところが、ムアツふとんのウレタンは、無膜加工とか二層凹凸構造により、高耐久なのに通気性に優れています。
ウレタンという素材からして、ほこりが出なく、ダニが住みにくいのですが、加えて通気性にも優れているので、とても衛生的です。
寝ているときの“蒸れ”が感じにくいですし、起きた後は布団干しが不要。
たたんで部屋に立てかければメンテナンス完了となります。
1971年から400万枚以上も売れてるロングセラー商品
「ムアツふとん」の販売開始は1971年。
そこから現在に至るまで50年以上も売られていて、その累計は2015年時点で400万枚。
全国の旅館、ホテルに導入されていますし、長時間横になりっぱなしの医療機関でも、全国100ヶ所以上で導入されています。
2018年には、長時間座りっぱなしの棋士向けに座布団を新規開発。対局場には“ムアツ”座布団が、棋士には「ムアツふとん」が提供されています。
- 東京・将棋会館
- 関西将棋会館
- 名古屋将棋対局場
- 天童支部(山形県天童市)
400万枚という販売枚数もスゴイ実績ですが、50年以上も売れ続けているのですから、バズって一時期売れた。とか、試しに一回買ってみた。といった売れ方ではなくて、リピートしたり、親・兄弟・友人の勧めで買ってみた、といった方がほとんどだと思われます。
本当に良いものだからこそ、50年以上も売れ続けているのですね。
「ムアツふとん」は“昭和西川”。
“東京西川”の商品でも、“西川”の商品でもありません。
「ムアツふとん」は、販売実績だけでなくて、会社の歴史・ブランドからして他の商品とは一線を画します。
そもそも「ムアツふとん」は、昭和西川株式会社の製品なのですが、“西川”と名の付く会社がいくつもあって分かりにくくないですか?
- 東京西川
- 大阪西川
- 京都西川
- 西川リビング
しかも、「ムアツふとん」独特の凹凸と同じような凹凸を持つ敷布団や、「ムアツふとん」とはチョット違う形の凹凸を持つ敷布団が、昭和西川株式会社以外の“西川”から販売されていて、更にややこしい・・・
いくつもある“西川”と名の付く会社ですが、それぞれの会社も元を辿れば1566年に創業した一つの会社から始まります。
この頃の主な出来事といえば、桶狭間の戦い(1560年)。
“西川”は、創業450年を超える超老舗企業です。
こんなに古くからある会社ですから、現在に至るまでに、支店の設置、分社化、合併などがあって、現在の形になっています。
2022年現在では、次の2社です。
- 西川株式会社
- 昭和西川株式会社
因みに西川株式会社は、2019年2月に西川産業株式会社(東京西川)が名称変更した会社で、同日付けで西川産業株式会社・株式会社京都西川・西川リビング株式会社の3社が合併しています。
Amazonや楽天市場等の通販サイトでは、今でも“東京西川”、“京都西川”、“西川リビング”といった名称が残っている場合もありますが、これは、サイトが更新されていないか、または、馴染みのある名称なので敢えて使っている、といったことだと思われます。
西川株式会社と、昭和西川株式会社は、資本関係もありませんので、関連会社とも言えず、全くの別会社です。
元々は西川株式会社と同じ会社から生まれた昭和西川株式会社ですが、1942年に“西川”の製造部門として設置されたのが始まりです。
つまり、「ムアツふとん」は、創業450年を超える超老舗の寝具メーカー“西川”の寝具を作ってきた会社が開発した敷布団ですので、400万枚という販売実績だけでなくて、会社名からも歴史に裏打ちされた安心感があります。
実際に8年以上使い続けて良かったところ6選
子供のおもちゃにされて8年経過。なお使える耐久性
8年前、私の寝具を新しくしようと、いろいろな製品を比較検討して、「ムアツふとん」購入時に一番気にしていたのが寝心地ですが、実際に使ってみて一番驚いたこと、良かったと思うところは、耐久性能です。
昭和西川の公式サイトによると、「ムアツふとん」の寿命(耐久性能)は7〜8年とされています。
購入時には「本当に使えるの??」と疑問でしたが、結果、8年経った今でも現役。目立ったへたりはありません。10年位前に購入した妻の布団も、いまだに使っています。
我が家には、「ムアツふとん」が3枚あります。
- 妻が身重になって帰省した際に、布団がなかったので購入。ベーシックタイプの厚さ8cmのもので、今から10年前のこと。
- 子供が生まれた際に、私用の布団として購入。一枚目と同じもので、今から8年前のこと。
- 二人目の子供が生まれた際、私・妻・子供二人の4人で寝るのに手狭なので、追加購入。今度はベーシックタイプの9cmのもので、今から5年前のこと
「ムアツふとん」のようなウレタン製の敷布団は、へたってきたらそれまで。買い替えることになります。
綿布団のように打ち直して、布団の厚みが新品同様に戻ったり、布団の中身を丸ごとクリーニングするようなことは、できません。
また、メンテナンスに関しても、日干しNGなうえ、家庭では洗濯できません。クリーニングを専門に請け負っているお店はありますが、我が家の「ムアツふとん」は、そういったことは行っていません。
昭和西川が推奨する通り、折りたたんで縦に立たせて、風通しの良いところに置いているだけ。これだけで8年使えています。
子供の夜泣きで布団が濡れても、おねしょをされても、これだけ。風通しの良いところに置いているだけです。
大量のおねしょをされたときは、より通気性を良くしようと扇風機を使っていますが、日干しなどは行っていません。
それでも、3枚ともカビることなく、目立ったへたりもなく、使い続けられています。
むしろ、「耐久テスト?」と思わせるような過酷な環境で使われています。
例えば、トランポリン代わりにされたり、滑り台替わりにさらたり、おままごとの家代わりにされたり。。。
毎日こんな感じではありませんが、我が家は集合住宅ですので、階下への騒音対策として、体操のマット代わりに前転の練習に使われたこともあります。
それでも、私の「ムアツふとん」は8年も使えてますから、布団の耐久不足による買い替えの心配は不要。
私の「ムアツふとん」は10年位前に買いましたが、まだまだ使えますよ。
それよりも、一人暮らしを始めた、結婚した、子供が生まれた、といったライフスタイルの変化による買い替えのほうが可能性が高いと思います。
8年以上も使って不満のない快適な寝心地
先ずは、「ムアツふとん」を使い続けてみて、寝心地に関して思うことを3つ。
- 腰など、身体のラインの凹んでるところ含め、全身を支えてくれる感がある。
- 身体のラインにそって「ムアツふとん」の凹凸に沈むけど、蒸し暑い感がない。
- 薄いけど底付き感がなく、ベッドで寝ているかのようなフカフカな感じ。
とても快適に感じる感想のようにみえますが、個人的には「ココが凄い!!」と声を大きく強調するような、感動できるレベル感のものではないです。
実際に寝てみれば確かに感じますが、毎晩毎晩、上記3点のポイントに感動しながら眠りについている。。。わけではない。ということです。
それよりも、寝心地で凄いと思うは「8年以上使っても、少しも不満に思うところがない」ところです。
8年間×365日=2,920日間。旅行などで家を空ける日を除いても3,000回以上、「ムアツふとん」で寝ていますが、これまでに少しも不満に思うところはありません。
「すご!」って思うような感動的な体験って、繰り返すうちに薄れる反面、少しでも不満に思うことって、蓄積されませんか?
そう考えると、少しも不満に思うところのない「ムアツふとん」の寝心地というのは、地味にすごい快適なのだと感じています。
「ムアツふとん」の寝心地を、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
子供が落下する心配がない
色々な事情でベビーベッドを置けず、これまで使っていた大人用のベッドで子供を寝かせている方に。こんなことありませんか?
- 子供が大人用ベッドから落下しないか心配で、毎晩、寝る位置に気を使っている。
- 子供が大人用ベッドから落ちたことがある。又は落ちそうになった。
- 落下事故の対策として、ベッドの下にクッションなどの緩衝材を置いた。
「ムアツふとん」は敷布団ですから、子供が転落してケガをする心配がありません。「ムアツふとん」から転落しても、それは単に布団からはみ出しているだけですので、心配事と言えば、風邪くらいのものです。
消費者庁の発表によると、6歳以下の子供のベッドからの転落事故は、1,120件も発生しています(平成22年から平成29年の間の事故報告件数)。
このうち、大人用のベッドからの転落件数が半分以上で、647件。
うちの子も、寝るときは私の左側に居たのに、起きるときは右側に!!
想像以上にコロコロ動き回ります。
転落事故の情報を収集している消費者庁も、2歳までの子供は、ベビーベッドでの寝かしつけを推奨しています。
因みに、大人用ベッドにベッドガードを取り付けて子供の転落に備えている方もいると思いますが、平成29年には、ベッドガードの隙間に挟まれて死亡する事故が2件発生していますので、ベッドガードでは事故を防ぎきれないようです。
こういった色々な心配が尽きない子供の寝具ですが、敷布団なら心配無用。
子供の転落事故は発生しません。
日干し不要。折りたたんで、立てて終了の楽ちんメンテ
「ムアツふとん」は、日々のお手入れがとっても楽ちん。
朝起きて折りたたんで、立たせて終了。日干しは不要です。
- 外で干したり、太陽光で殺菌しなくていいの?
- 室内に立てただけだと、ダニ・カビの繁殖が心配。
と思われましたか?
敷布団は、素材によって耐久性や保温力などの特長や値段が異なっていて、綿の布団であれば、3,000円代から購入可能。
とても安価ですが、普通の布団はダニやカビ対策として、外干しが必須です。
ダニは、エサが豊富で高温多湿の場所で繁殖し、東京女子医科大学寄生虫学教室の研究では、「ダニの最適な繁殖条件は、湿度75%、温度25℃」と報告されています。
また、健康な大人は、一晩でコップ一杯程度の汗をかくと言われていますが、大塚製薬佐賀栄養製品研究所のデータに「室温29℃で8時間睡眠した場合の汗の量は500ml」と言うものがあります。
つまり、
- STEP1布団に入る布団に垢やフケが付着します。
- STEP2眠りにつく布団の温度が上がります。
- STEP3寝ながら汗をかく布団の湿度が上がります。
- STEP4ダニにとって快適な環境の完成エサが豊富で適度な湿度・温度ににより、ダニの繁殖します。
となりますので、布団がため込んだ湿気を逃がしてあげるのが、日干しです。
ダニも生き物。
水分がないと生息できませんので、布団内部を乾燥させれば繁殖を抑制できます。
因みに、日干しによる太陽からの熱では、ダニは死滅しません。
日革研究所の実験では、「ダニは、2~6時間、50℃が続くと死滅する」となっていますが、太陽によって50℃になる時間は6時間もありませんし、そもそも、布団内部は50℃になりません。
普通の布団の場合、日干しする目的は布団の乾燥です。
「ムアツふとん」の場合、素材はウレタンですが、ウレタンの中でも通気性の良い無膜ウレタンを使用しており、中には、凹凸の二層構造によってウレタンの間に隙間のある製品もあるので、立てるだけで日干しのような乾燥が可能。
「ムアツふとん」は、立てるだけでダニ・カビの繁殖を抑制。
持ち上げなくて良いので、女性でも楽々。
「ムアツふとん」のお手入れが簡単なのは本当か。子どもにお手伝いをお願いしてみました。
狭い部屋の味方。コンパクトに収納可能。
「ムアツふとん」には、8~10cmもの厚みのある高反発ウレタンが使用されているので、マットレス自体に“コシ”があります。
この“コシ”のおかげで、「ムアツふとん」は縦に自立が可能。とても省スペースです。
普通の布団は、折りたたんで押入れに収納しますので、押入れのような広めの収納スペースが必要になります。
賃貸住宅サイトのSUUMOで東京都内の賃貸アパート検索すると、82%は洋室。収納があっても、押入れなどの広めの収納スペースがない部屋は、珍しくありません。
分譲マンションも同様です。
首都圏の新築分譲マンションの価格は上がり続けており、不動産経済研究所が2022年10月に発表した2022年9月の東京23区の平均価格は、8,758万円。㎡単価だと138.8円です。
新築マンション 市場動向 (2022年9月) |
供給戸数 | 平均価格 | ㎡単価 |
---|---|---|---|
首都圏 | 2,036戸 | 6,653万円 | 101.2万円 |
東京23区 | 832戸 | 8,758万円 | 138.8万円 |
住宅ローン減税の対象は、専有面積50㎡以上ですから、住宅ローン減税の対象となる一番小さい部屋だとしても、6,940万円。平均的なサラリーマン収入では、十分な広さのマンションは購入は困難です。
それでも、少しでも居住スペースを広く取ろうと思うと、どうしても収納スペースにシワ寄せがいき、布団を収納できるような広々とした収納や、押入れが犠牲になってしまいます。
実際に、不動産会社が2021年4月に実施したアンケート調査では、収納に関する悩みが多かったようです。
穴吹興産株式会社『寝具についてのアンケート』
- 収納場所がない、収納方法に困る
- 押し入れは布団収納に向いているが、クローゼットは奥行きがなく収納しづらい
- 毛布など冬布団の収納場所がない
押入れがなくても、収納場所がなくても、「ムアツふとん」は収納に困りません。
折りたたんで縦に立たせることができますので、押入れのような広々とした収納スペースがなくても、ちょっとしたウォークインクローゼットがあれば収納可能。
“三つ折りタイプ”の場合は、たたんだ形がキューブ型なので、我が家の”のべタイプ”よりも省スペースです。
我が家も収納場所がありません。
折りたたんだ後は、そのまま寝室に縦置きです。
部屋の掃除が楽ちん・簡単。眠る場所が清潔になった
ベッド・布団、それぞれにメリット・デメリットがありますが、私のライフスタイル的に布団がピッタリでした。
- 折りたたんで小っちゃく省スペース。部屋が広く使える。
- 持ち運びが容易で掃除が簡単。
- 引っ越しするときに運搬が簡単。引っ越し費用も安い。
- 色々なパーツを揃えなくて良いし、寝具自体が安い。
- 朝起きるときに、立ち上がりやすい。
- 腰掛けることができる。
- ホコリが舞っているのを気にしなくてよい。
- 見栄えがして部屋がオシャレになる。
10年以上前は、6畳程度のワンルームアパートで一人暮らしをしていて、ベッドを使っていたのですが、今思うとベッド特有の不便さがあったと思います。
- 部屋の大部分をベッドに占領される
- ベッドの下の収納スペースにホコリが溜まりやすいのに、部屋が狭いから掃除が大変
- マットレスのメンテナンスが大変(と言うか、やり方が分からず、とりあえず掃除機だけかけてた)
- ベッドがソファー代わりになってしまうので、外出着のままで寝具に座るのが不衛生
今では、起床後はすぐに折りたたんで立てかけるので、掃除はしやすいし、部屋は広く使えるし、寝具が外出着に触れないなど、とても衛生的な環境で眠れるようになりました。
「ムアツふとん」生活のがっかり・残念ポイント4選
私個人的には、コレといった不満もなく8年以上使っていますが、人によってはがっかり・残念に思うポイントがあります。
- 折りが“のべ”は、収納時の姿がちょっと残念
- 日干し&水洗い不可
- 子供たちがはしゃぐとホコリが気になる
- 座る場所がない&気軽に横になれない
先ずは1つ目
折りタイプ“のべ”の場合、折りたたんだ姿がちょっと残念です。
「ムアツふとん」のたたみ方は、“のべ”と“三つ折り”の2パターンあります。
“三つ折り”は、折りたたんだ姿が四角いキューブ状。
部屋の壁にピッタリと置くことができて、隅にでも置いておけば、すっきりした印象があります。
ところが、“のべ”は、折りたたむと円柱状。す巻のような形をしていて、丸みがあるので壁にピッタリとくっつきません。
我が家の場合、3枚もあるので場所もとるし、側地の花柄の昭和感もあいまって、ちょっと残念な感じです。
次に2つ目
子供がオネショしても、ペットがおしっこしても、「ムアツふとん」は日干しできませんし、家庭では洗うこともできません。
このため、小さなお子さんや、ペットが居る場合は、防水シーツの購入をお勧めします。
とは言え、防水シーツも万能ではありません。
布団の真ん中でオネショをしてくれれば、「ムアツふとん」への浸水を防げます。
ところが、「ムアツふとん」を3枚並べて寝ている我が家の場合、布団と布団の間でオネショされることもしばしば。。。そうなると、防水シーツでも防ぎきれません。
防水シーツで防ぎきれず、「ムアツふとん」が浸水した場合は、いつもなら折りたたんで縦に立てかけるところ、折りたたまないで壁に立てかけるなど、なるべく風通しをよくするしかできません。
次に3つ目
「ムアツふとん」に限らず、布団全般のデメリット。ホコリが気になるときがあります。
ウレタン製の「ムアツふとん」は、“綿切れ”がなくホコリが立ちにくい。。。とされています。
でも、寝室には掛布団もあるし、子供たちはパジャマも着ていますので、子供たちがはしゃぎまわれば、ホコリも立ちます。
舞い上がったホコリは、非常にゆっくりと上から下に落ちてきますので、床から高ければ高いほど、ホコリの中で寝ている時間が短くなります。
つまり、床から高い位置で横になるベッドは、ホコリを気にする必要がありません。
ところが、床に近い位置で横になる布団は、ホコリが気になることがある。。。ということです。
我が家の場合、子供たちがはしゃいで、「ホコリっぽいな。」と思ったら、窓を全開にして空気を入れ替えたり、空気清浄機を付けたりしています。
普段は大人しく寝てくれますので、ホコリの悩みはありませよー。
次に4つ目
こちらも布団全般のデメリット。腰掛けたり、気軽に横になれません。
ベッドを、ソファー代わりに座ったり、床に座った時の背もたれ代わりに使ったりしませんか?
ベッドがなくなると、こうしたことができなくなります。
あと、横になるときのこと。
ベッドの場合、座ってから横になりますが、布団の場合、しゃがんでから横になります。
些細なことですが、座ってから横になるベッドの方が、気軽に横になれます。
長年「ムアツふとん」を使っていて感じた残念なポイントは、こちらの記事でも詳しく書いています。
「ムアツふとん」の違いと選び方
「ムアツふとん」は、全部で18種類もあって機能もイロイロ。
そうなると、こんなこと思いませんか?
- 何が違うのか分からない。
- 自分にぴったりの「ムアツふとん」はどれ?
- おすすめの「ムアツふとん」を教えてほしい。
大きく分けると3つ。コンセプトが違います。
さらに、たたみ方、ウレタンの層の数、弾性などによって分かれていて、合計18種類となります。
- 従来のベーシックな形のムアツふとん
- 表面の卵の形をした凹凸が、身体全体を支えてくれて首や腰の負担を軽減
- 凹凸のおかげで、平べったい布団よりも蒸れにくい
- 適度に反発するウレタンで、寝返りがスムーズ
- 眠りによるカラダとココロの癒しがコンセプト
- ウレタンの層が3層となり、独特な凹凸が真ん中の層にも採用されたことで、きめ細かく身体全体を支えてくれル。体圧分散力がアップし、寝心地が向上。
- 通気性も上がり、蒸れにくくてカビにくい
- 高弾性ウレタンによりスムーズな寝返りをサポートしてくれる上位モデルもある。
- 医“寝”同源がコンセプト
- ベーシックモデルやアドバンスの特長に加えて、寝具業界で初のSIAA認証取得。ウレタン自体の抗菌性能を第三者機関が認めたもの。
たたみ方による違い
たたみ方は、“のべ”と“折り”の2種類があり、“のべ”は丸めて三つ折り状にたたみ、“折り”は折り目で折ってたたむものです。
「ムアツふとん」のウレタンには、しっかりとしたコシがあるので、“のべ”はたたみにくいですし、丸みがあるので、部屋にピッタリと収納できません。
“折り”は、折り目があるのでたたみ易く、キューブ状なのでピタッと部屋に収まります。
ただし、折り目は側地だけで繋がっているので、耐久性が心配。小さなお子さんのいるご家庭は、“のべ”をおすすめします。
おすすめは、「ムアツプラス マットレス 2フォーム ソフト(税込46,200円)」。
「ムアツふとん」の上で子供が遊んでも、側地の耐久性に安心感のある“のべ”で、ウレタンまで抗菌性能のあるムアツプラスシリーズの一つです。
我が家には、8cmの“のべ”が2枚と、9cmの“のべ“が1枚がありますよ。
8年以上前の購入当時は、アドバンスモデルが出る前後の時期で、プレミアムモデルはありませんでした。
プレミアムモデルのある現在であれば、「ムアツプラス」を購入しています。。。
まだ子供が小さいので、3枚を並べて4人で寝ていますよー。
ウレタン層の数、厚み、弾性、衛生性能による違い
「ムアツふとん」の最も基本的なタイプは、ウレタンが2層、厚みが8cm、高弾性ウレタンなし、ウレタンの衛生性能なし、のものです。
ここから、厚みや層の数、高弾性ウレタンの有無、衛生性能の有無により、寝心地や価格が変わり、価格が高ければ厚みや層の数も増え、弾性や衛生性能などの機能も増えます。
最も安いもので44,000円(税込)、最も高いもので198,000円(円)と、機能によって価格差が大きいので、予算と好みとのバランスで選ぶこととなります。
一人暮らしの方や、小さなお子さんのいないご家庭で、かつ頻繁に寝返りをしないのであれば、「ムアツプラス マットレス 3フォーム コンフォート」のソフト又はハードがおすすめです。
ウレタンが3層・厚み9cmのもので、快適な寝心地を追求した「ムアツ スリープスパ」の一つです。
上位製品には、高弾性ウレタンを採用したものもありますが、高弾性ウレタンの有無によって価格が大きく変わりますので、頻繁に寝返りをしないのであれば、こちらの製品が最もコスパが良いと思います。
反対に、頻繁に寝返りをする方や女性には、「ムアツ スリープ スパ PLATINUM」をおすすめします。
上層に高弾性ウレタンが採用されているもので、スムーズな寝返りをサポートしてくれます。
これよりもさらに上の最上製品には、上・中層も高弾性ウレタンのものもありますが、価格も飛び抜けているので、よっぽど予算に余裕のある方以外には、おすすめしません。
硬さ、通気性による違い
「ムアツふとん」の硬さは“★”の数で表現されていて、“★★★”が普通、“★★”が柔らかめ、“★★★★★”が硬め、となります。
“硬い”と、沈み込みにくくなるので体格の良い方や体重のある方は、硬めがおすすめです。
通気性は、通気性の良い“無膜ウレタン”の数や、ウレタン内部の凹凸の有無によって違いがあります。
基本的に、硬さや通気性だけでは価格は変わりません。
特に通気性は、製品によって違いがありますが、弾性や厚みなどの通気性以外の性能に応じて変わるので、通気性を理由に製品を選ぶ必要はありません。
「ムアツふとん」全18種類の違いや、「ムアツふとん」の選び方については、こちらの記事にまとめています。
(参考)「ムアツふとん」の一覧
製品名 | モデル | 価格(税込) | 折り | 硬さ | 弾性 | 耐久年数の目安 | ニュートン | シングル サイズ | 重さ | 推定密度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ムアツ 2フォーム 90 | ベーシック | 44,000円 | のべ | ★★ | 5~8年程度 | 上層:160N 下層:220N |
8×91×200cm | 約5.2kg | 36 | |
ムアツ 2フォーム 100 | ベーシック | 63,800円 | 三つ折 | ★★ | 5~8年程度 | 上層:160N 下層:220N |
9×91×200cm | 約6.0kg | 37 | |
ムアツ 2フォーム 110 | ベーシック | 82,500円 | 三つ折 | ★★★★ | 5~8年程度 | 上層:220N 下層:220N |
9×91×200cm | 約6.3kg | 38 | |
5つ折り ムアツふとん MU0150 |
ベーシック | 46,200円 | 五つ折 | ★★ | 8年以上 | 上層:160N 下層:220N |
8×80×200cm | 約5.0kg | 39 | |
ムアツ スリープ スパ BASIC スタンダード Sp-2 |
アドバンス | 71,500円 | 三つ折 | ★★ | 5~8年程度 | 上層:160N 中層:350N 下層:220N |
9×97×200cm | 約6.3kg | 36 | |
ムアツ スリープ スパ BASIC ハード Sp-2 |
アドバンス | 71,500円 | 三つ折 | ★★★★ | 5~8年程度 | 上層:220N 中層:350N 下層:220N |
9×97×200cm | 約6.3kg | 36 | |
ムアツ スリープ スパ PLATINUM ハイバウンド Sp-2 |
アドバンス | 93,500円 | 三つ折 | ★★ | 上層が高弾性 | 5~8年程度 | 上層:160N 中層:200N 下層:220N |
9×97×200cm | 約6.5kg | 37 |
ムアツ スリープ スパ PLATINUM ハード Sp-2 |
アドバンス | 93,500円 | 三つ折 | ★★★★★ | 上層が高弾性 | 5~8年程度 | 上層:240N 中層:200N 下層:220N |
9×97×200cm | 約6.5kg | 37 |
Sleep Spa X | アドバンス | 143,000円 | 三つ折 | ★★ | 上中層が高弾性 | 8年以上 | 上層:160N 中層:220N 下層:220N |
10×97×200cm | 約8.0kg | 41 |
Sleep Spa XX | アドバンス | 198,000円 | 三つ折 | ★★ | 上中下層 (全部) が高弾性 |
8年以上 | 上層:160N 中層:220N 下層:260N |
10×97×200cm | 約9.4kg | 48 |
ムアツプラス マットレス 2フォーム ソフト |
プレミアム | 46,200円 | のべ | ★★ | 5~8年程度 | 上層:210N 下層:230N |
8×97×195cm | 約5.4kg | 36 | |
ムアツプラス マットレス 2フォーム ハード |
プレミアム | 71,500円 | 三つ折 | ★★★★ | 5~8年程度 | 上層: 270N 下層: 230N |
9×97×195cm | 約6.5kg | 38 | |
ムアツプラス マットレス 3フォーム コンフォート ソフト |
プレミアム | 82,500円 | 三つ折 | ★★ | 5~8年程度 | 上層: 210N 中層: 350N 下層: 270N |
9×97×195cm | 約6.2kg | 36 | |
ムアツプラス マットレス 3フォーム コンフォート ハード |
プレミアム | 82,500円 | 三つ折 | ★★★★ | 5~8年程度 | 上層: 270N 中層: 350N 下層: 270N |
9×97×195cm | 約6.5kg | 38 | |
ムアツプラス マットレス 3フォーム スーパー コンフォート ソフト |
プレミアム | 104,500円 | 三つ折 | ★★★ | 上層が高弾性 | 8年以上 | 上層: 250N 中層: 210N 下層: 270N |
9×97×195cm | 約6.6kg | 39 |
ムアツプラス マットレス 3フォーム スーパー コンフォート ハード |
プレミアム | 104,500円 | 三つ折 | ★★★★★ | 5~8年程度 | 上層: 310N 中層: 210N 下層: 270N |
9×97×195cm | 約6.3kg | 37 | |
ムアツプラス マットレス 3フォーム スペシャル コンフォート |
プレミアム | 143,000円 | 三つ折 | ★★ | 上中層が高弾性 | 8年以上 | 上層: 200N 中層: 260N 下層:230N |
10×97×195cm | 約7.8kg | 41 |
ムアツプラス マットレス 3フォーム スペシャル スーパー コンフォート |
プレミアム | 176,000円 | 三つ折 | ★★★(ふつう) | 上中層が高弾性 | 5~8年程度 | 上層: 260N 中層: 200N 下層:230N |
10×97×195cm | 約9.1kg | 48 |
ムアツを長く大切に使うには毎日のお手入れが重要
「ムアツふとん」は、毎日使う敷布団ですので、使っていくうちに汚れが蓄積してしまいます。
このため、長く大切に使うには、毎日のお手入れがとても重要。
といっても、やることはとっても簡単です。
この二つだけです。
また、家庭では洗濯も水洗いもできない「ムアツふとん」ですが、専門店であれば、クリーニング可能。
宅配クリーニングを利用すれば、お店に持ち込む手間も省けちゃいますので、いざというときは、利用を検討しましょう。
「ムアツふとん」を長く使うためのお手入れや、トラブル対応については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「ムアツふとん」を長く大切に、快適に使うため。ムアツと併せて使ってみた寝具用品4点
せっかく購入した「ムアツふとん」を長く大切に、かつ快適に使うため、併せて使ってきたものが、4つあります。
①専用シーツ、②防水シーツ、③冷感敷きパッド(夏場のみ)、④除湿シート、の4つです。
実際に8年以上使ってきて思うのは、絶対に使った方が良いものと、ムリに使う必要はないものがある、ということです。
“ムアツふとん専用”ではなくても良いですが「①シーツ」と「②防水シーツ」は、使うことを強くお勧めします。
側地は、シーツの様に丸洗いが可能。
ですが、側地とは別に、シーツと防水シーツの購入をお勧めします。
反対に、「③冷感敷きパッド」と「④除湿シート」は、私個人としては、効果が体感できなかったので、ムリに使う必要はないかなぁと思います。
専用シーツと専用でないシーツの違いや、冷感敷きパッド・除湿シートの使用感については、こちらの記事にまとめています。
「ムアツふとん」の買い替えと処分
いろいろな処分方法があるようですが、なるべく安く、手間をかけずに処分するとなると、次の4通りがおすすめです。
買い替えでの処分であれば、真っ先に考えるべきは、下取り。
購入価格が条件に達しなければサービスを受けられませんので注意が必要ですが、一番お手軽なのが下取りです。
買い替えではなく、処分のみであれば、一旦メルカリなどのフリマサイトで売りに出して、売れなかったら可燃ごみや、粗大ごみとして処分するのが良いように思います。
メルカリの取引事例を見てみると、数年使っている「ムアツふとん」でも、意外と売れています。当然、送料以上の価格で売れています。
>>メルカリ 「ムアツ」の検索結果
ただし、いつまでたっても売れないと困りますので、1カ月ぐらい経ったら、細かく切り分けて可燃ごみとして捨てるか、または、粗大ごみとして捨てちゃいましょう。
「ムアツふとん」の処分については、こちらの記事で、詳しくまとめています。